23日午前、JR函館線の小樽駅で発生した火事は、屋根の防水工事で使用していたガスバーナーの火が原因とみられることが分かりました。
JR北海道などによりますと、23日午前9時すぎ、JR小樽駅の2階にある、信号設備などを制御する機器を格納する継電気室(けいでんきしつ)付近の壁の一部が焼けました。
火災報知器が作動したため、駅の中にいた客を、一時、屋外に避難させたということです。
火は1時間ほどで消し止められ、この火事によるけが人はいません。
JR北海道によりますと、当時、小樽駅では屋根の防水工事を行っていて、コンクリートを乾燥させるために使用したガスバーナーの火が壁に燃え移ったことが火災の原因とみられています。
原因が特定されたのちに、再発防止策を講じるということです。
この火事の影響で、小樽駅とほしみ駅の間で一時運転を見合わせ、快速エアポートなど44本が運休し、約1万3000人に影響が出ました。
JR北海道は「お客様や関係する皆様にご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くお詫びするとともに、再発防止に向け取り組んでまいります」とコメントしています。














