増えない女性管理職 G7 で最下位
小川キャスター:
「最初の人」としての重責という言葉がありましたが、男性社長よりもむしろそう思っているところがある、思わざるを得ないところがあるとおっしゃっていたのもとても印象的でした。
日本では、要職に就いた人が失敗したときに、男性だったら「“あの人”は駄目だった」と言われるところを、女性だと「やっぱり“女性”は駄目だった」と(言われてしまう)。女性としての属性が急に肥大化するところがあるように感じていて、だからこそ、こういう言葉が出てくるのかなと思ったんですよね。

小説家 真山仁さん:
周りがプレッシャーをかけてしまうので、ニュースとして「女性」というのを取り上げるのはやめるべきだと前から思っています。そういう意味では教科書通りで素晴らしい回答をされていると思います。
小川キャスター:
女性役員の割合をG7の各国で比較してみても、日本は最下位の15.5%にとどまっています。

【G7 女性役員の割合】
フランス 45.2%
イタリア 42.6%
イギリス 40.9%
ドイツ 37.2%
カナダ 35.5%
アメリカ 31.3%
日本 15.5%
こうした環境があるからこそ、“女性”新社長という肩書きが大きくクローズアップされるのかと思います。

トラウデン直美さん:
こうした事実があるからこそ重責を感じるでしょうし、ニュースにもなると思いますが、見えないところで機会を奪われてしまっていることはたくさんあると思います。
そういったことが少しずつでも減っていかなければいけないと思いますし、鳥取社長のような方が出てくるからこそ、ブレークスルーしていくところもあると思うので、全体の流れとして今後に期待したいです。
小説家 真山さん:
30代、40代の女性の社員の比率を上げないと、役員の比率を1:1にすること自体にも無理が出てくると思います。
ワークシェアリングなど、“女性が働きやすい環境”の根本にフォーカスをあてることで「女性の社長は珍しくない」という社会になってほしいです。
小川キャスター:
鳥取新社長にも後進の女性たちのためにも、必要以上に「女性だから」と気負うことなく、職務にあたっていただきたいなと強く感じました。
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トラウデン直美さん
慶應大学法学部卒
環境問題やSDGsについて積極的に発信
真山仁さん
小説家「ハゲタカ」「ロッキード」など
最新著書に「疑う力」














