では、なぜわざわざ交通量が多いこの国道沿いをねぐらにしているのでしょうか?

米子水鳥公園 桐原佳介 統括指導員
「24時間営業の商業施設に面した所、主要な道路に面した所で交通量も多く、常に人のにぎわいがあるということで、天敵に襲われにくい場所と注目されたのかと思います。人が多く往来しているにも関わらず、木の周りには車の往来があるため、人自体も近づけない環境なんですね、そこに目を付けたんじゃないでしょうか」

市街地であれば野生動物に狙われる危険性が少ないうえ、中央分離帯にある木であれば人間も近づく心配もないため、コサギたちにとって安全で好都合だったのではと推測します。

ところで、コサギたちは一般的にいまが繁殖期。

今後、どこかへ移動して繁殖を始めるのか、それともここに巣を作って繁殖を始めるのかなど、今後の動向にも注目です。