向井ヘッドコーチ「FW陣の頑張りが勝因」
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新戦力の活躍でリードを奪ったライナーズ。16分にはクーパー選手が負傷交代。粘りを見せるブラックラムズに、22分にはPGで24対23と1点差に迫られますが、その後は、FW陣がよく前に出て最後までブラックラムズに主導権を渡しませんでした。
「セットプレーが安定していたことと、FW陣の頑張りが勝因」と向井ヘッドコーチが話したように、直後の24分、ラインアウトからの力強い攻撃でFLパトリック・タファ選手がインゴールに飛び込んで、31対23としてリードを広げると、確実にエリアを獲りながら落ち着いた試合運びで時計を進めていきます。ラスト1プレイでさらにPGを加えて34対23。降りしきる雨の中、声援を送り続けてくれたファンの目の前で、見事、今シーズン初勝利を挙げました。
途中交代も勝利を見届けたクーパー選手は「フィールドにいる間は集中して冷静だったが、アクシデントで交代した後は、サイドラインで見ていることしかできないので、(ハラハラしながら)映画を見ているような感覚だった。とにかく勝ててよかった。このチームは、地域のコミュニティーにとって特別なチーム。選手やチーム関係者だけでなく、ファンの方々や普段支えてくれる多くの人と喜びを分かち合えてよかった」と感慨深く振り返りました。
野中翔平キャプテンが「勝って反省できることが、何よりもうれしい」と語った花園近鉄ライナーズ。レギュラーシーズン残り2戦、そして入替戦に向けてのさらなる進化に注目です。
(MBSスポーツ解説委員 宮前 徳弘)














