今月に入り様々なものが値上げする中、なんと半額で商品を提供するお店があります。なぜ半額にできるのか!?安さの秘密に迫りました。
■2021年にオープンして現在全国に159店舗 “半額専門店”

帝国データバンクによると、8月に入り2400品目以上の食品が値上がりするとされていますが、「TOAmart秋葉原店」では、店内にある商品はなんと毎日!いつでも!全部半額! 定価から半額の“半額専門店”です。
2021年11月、秋葉原に1号店がオープン。現在までに全国で159店舗と急拡大しています。
なぜ半額で商品を提供できるのでしょうか?
TOAmart 小形桂悟さん
「様々な仕入れ先から商品を仕入れておりまして、それを直接現金で買い付けることによって低価格を実現しております」
さらに問屋を介さず、在庫処分品などをメーカーから直接仕入れたり、段ボールでそのまま商品を陳列することでコストを削減。半額を実現しているといいます。

初めて来たこちらの親子は、コンデンスミルクや、そうめんなど次から次へとカゴの中へ。合計23点お買い上げ。これだけ買っても合計金額は3385円です。
親子
「安いです。スーパーより安いからいっぱい買っちゃった」
■テイクアウトできる天丼が300円台で食べられる
企業努力で“半額”を打ち出しているのは、全国に207店舗を展開するレストラン「和食さと」。

プリプリの海老が2本、レンコンにオクラなどが入ったテイクアウトの天丼(646円)を平日限定、8月10日まで半額の322円で提供するというのです。(売り切れの可能性有り)
お客さん
「300円台でこれは中々買えないクオリティーなので、むちゃむちゃ助かります。さと、さまさまです」
お客に嬉しい“半額天丼”。でも、お店としては半額にしちゃって大丈夫…?
和食さとマーケティング部 山口博人さん
「厳しいんですけどテイクアウトの利用増えていますので、お弁当を売り出すことで天丼以外のお弁当もご購入いただいたり、また次回ご利用いただければと思います」

うどんに使う小麦や天ぷらに使う油など、扱う食材の多くが値上がりしている中、和食さとではレンコンやエビなどは生産者と直接取引したり、グループ全体で大量購入することで“半額天丼”を提供できるというのです。