ボクシング、日章学園高校出身の西山潮音選手がパリオリンピック出場を目指して母校でトレーニングに励んでいます。

練習に励んでいるのは、この春、駒沢大学を卒業した西山潮音(しおん)選手。

パリオリンピックへの出場をかけた来月の世界最終予選へ向け、母校の日章学園で調整を行っています。

(西山潮音選手)
「高校生たちと一緒に練習できるというのは、初心を思い出すというか、日章学園にいたときのまっすぐさを思い出して、熱心に練習に取り組めている」

愛知県出身の西山選手は、ボクシングのため日章学園に進学。大学進学後も年末などは日章学園で合宿などを行ってきました。

一緒に練習している高校生は…

(日章学園高ボクシング部 宮本大輝副キャプテン)
「自分がやったことに対して、その上まで読まれてやられるので、むやみに手を出せない」

日章学園で出会った長嶺監督とのつきあいは9年目になりました。

(西山潮音選手)
「正直もう親だと思っています。お父さんみたいな感じ」

(長嶺秀昭監督)
「僕が思うのはいい関係ではあるのかな」

今でも大会では長嶺監督がセコンドに入るそうです。

(西山潮音選手)
「セコンドでも安心感がある信頼関係が大事なので、リングで戦っていく中で一番セコンドにいてほしい存在」

大学時代には、全日本選手権を3度も制覇。
しかし、パリオリンピックの出場権をかけた先月の世界1次予選では、パリまであと1勝のところで惜しくも敗退。

来月、オリンピックへの切符をかけた世界最終予選に臨みます。

(西山潮音選手)
「自分のボクシングをすればいい結果につながると思うので、必ずパリ(出場を)決めてメダルも決めて宮崎にメダルを持ち帰りたい」

世界最終予選は、来月22日にタイで開幕します。