映画監督や俳優などとして活躍した伊丹十三さんの直筆の原稿などに触れることができるツアーが5年ぶりに行われました。
愛媛県松山市の伊丹十三記念館が19日開いた収蔵庫を巡るツアー。
新型コロナの影響などで、5年ぶりに行われました。
記念館の収蔵庫では、伊丹十三さんが実際に使用していた家具を並べて再現した自宅のリビングルームや、普段は見ることのできない、映画監督時代に書かれた直筆の原稿などに触れられます。
引き出しから現れたのは、エッセイの連載に合わせて伊丹十三さんが鉛筆で描いたイラストです。
そして、あの名作映画「マルサの女」の手書き原稿も。
あとから修正がしやすいように、下の部分が余白になっている専用の原稿用紙に文字がびっしりと書き込まれています。
記念館学芸員 中野靖子さん
「あくまでも作品の紹介というよりも、伊丹十三独特の原稿用紙の使い方の紹介」
映画作品で受賞した際の数多くのトロフィーや表彰状や、伊丹十三さんが愛用したカメラやパソコン、かばんなども並べられています。
伊丹さんの妻で記念館の館長を務めている女優の宮本信子さんが、映画作品の中で使った衣装などもありました。
このかつら、確かにどこかで見た気がします。
学芸員から案内を受けながら収蔵庫をめぐることのできるこのツアーは事前応募制で、年1回行われることになっていて、今回は、県内外から、定員のおよそ2倍の応募があったということです。
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