近年、急増しているサイバー犯罪とはインターネットなどサイバー空間を利用した犯罪です。
なかでも今、「フィッシング詐欺」というものが全国で多発しています。

「フィッシング詐欺」とは、実在するネット銀行やクレジット会社などをかたる偽のメールが届き、メールにあるURLなどを開くと、偽のホームページへと誘導されます。

そして、パスワードなどを入力すると、そうした情報が盗み取られ、口座から預金が不正に引き出されてしまうというものです。

こうしたインターネット口座の不正送金被害がおととしから急増していて、去年は全国で5578件発生し、被害総額はおよそ87.3億円と、件数と被害額いずれも過去最悪となっています。

サイバー犯罪の被害が深刻化する中、宮崎県内では、警察や企業、それに防犯ボランティアなどが連携して、被害の防止に向けた取り組みを進めています。