飲食店の企業努力…500円ランチを続けつつ「おかわりは1杯まで」

小笠原キャスター:
企業努力というのですかね、あるにはあります。いろいろ調べてみました。

まず、渋谷にある「まるきん食堂」さんは焼肉定食が税込み500円で、キムチもごはんもスープもつきます。オーナーの片瀬真一さんいわく「創業からずっとワンコインで提供している。設定してしまった以上、値上げが出来なくて困ってる。みんなこれを求めてくるので、なかなか上げられません」とのことでした。

ただ、これは信じられませんが、今までごはんとスープをおかわり自由にしていました。しかし「ここはごめんなさい」ということで、2024年3月からは「ごはんはおかわり1杯まででお願いします」と。

ホランキャスター:
でも、1杯はおかわりしていいんですね。

萩谷麻衣子 弁護士:
消費税が上がったのも転嫁していないかもしれないですよね、税込み500円ですもんね。

小笠原キャスター:
もう1店舗、神保町の「八-HACHI-東京」では税抜き500円ランチを提供しています。ですから税込み550円になるんですけれども、日替わりランチが60種類ぐらいあって、担々麺と麻婆飯のハーフセットや青椒肉絲定食などを、ぐるぐる回しているということでした。

店舗責任者は「日替わりランチは毎日100食~120食出る。10年間続けている価格なので値上げはしたくないですが、正直そろそろ限界です…(泣)」ということで、やはり企業努力ですね。仕入れ方法を工夫するなど、税抜き500円ランチをなんとか維持しているということでした。

井上キャスター:
企業努力ですが、身を削っていらっしゃるんだろうなとか、従業員の皆さんにちゃんと給料は回っているだろうかというのも気になってしまいますよね。