「まずい、本当に。」と思いながら次の日も…
小川キャスター:
青木さんも同じような経験をされたこともありますか?

青木さやかさん:
そうですね。1日に20万勝った。それが1週間続いたとしたら、そしたら借金が返せるわけじゃないですか。「普通に仕事するよりも、多く稼げる」という。
小川キャスター:
バイトをしたりとかするよりも稼げると思ってしまう。
青木さやかさん:
そうですね。感覚を覚えてしまう。
藤森キャスター:
どうやって青木さんがギャンブルを辞められたんですか。
青木さやかさん:
私はすごく売れて、仕事がいっぱいになり、パチンコに行く時間がなくなったんです。
藤森キャスター:
売れたお金で「もっとやるぜ」みたいな感じにならないほど、忙しくなったということですか?
青木さやかさん:
そうです。それもあるし、大きく稼げるようになったので、パチンコに行って稼げる額というのが楽しくなくなった、という。
藤森キャスター:
もし売れてなかったら…
青木さやかさん:
どうなってたんでしょうね。わかりませんけれども「まずいな」と思いながら、しばらくやってましたね。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
粗品さんとか、儲かってさらに競馬とかもやってますけど、ああいう感じではないですよね。
青木さやかさん:
だから言えなかったですよね、粗品さんみたいな感じではなくて。そのときは人にあんまり言えなかった。恥ずかしいなとか、まずいなとか、やばいなとか。できるだけコソコソやっていたかも知れない。ギャンブルの友達以外には言わなかったと思う。
小川キャスター:
「やめないと」とか、そういった感覚はありましたか?
青木さやかさん:
ありました。いつもどこかにありました。「やばいな」って。「まずい、このままだとどうなるんだろう」、自己破産するとか。そのときの仲間が結構みんなギャンブルをやっていたので、「何とかなるんじゃないか」という思いがありながら、夜一人になると「まずい、本当に。明日は行っちゃ行けない」と思いながら、次の日も行ってしまうという。