◆感染や濃厚接触でスタッフが足りない
重症患者への対応以上に深刻なのが、医療の現場の人手不足です。
医療スタッフに陽性者や濃厚接触者が相次ぎ、1日時点で120人が欠勤しています。
石倉宏恭教授「通常の医療提供と患者さんのバランスが崩れてきている。災害の時はそういう状況になるのですが、まさにこのバランスが崩れるということは災害モードになってきていると断言していい」

福岡大学病院は、スタッフ不足から先週、病棟をひとつ閉鎖していましたが、新たにもうひとつ病棟を閉鎖しました。
これにより計60の病床が使用できなくなっています。
石倉宏恭教授「一般の入院の方を含めて入院したくてもできない事態。きょう重症にになって来た方は40代の方ですので、全年齢を通じて行動を自分で制限して感染をしない、これ以上陽性者を増やさないことに取り組む必要がある」
◆ほとんどのスタッフが家庭内で感染
福岡大学病院の医療スタッフは約1900人です。6%にあたるスタッフが出勤していない計算です。

福岡大学病院によると、ほとんどのスタッフが職場内での感染ではなく家庭内で感染しているということです。














