BBC記者「警察に届け出ることの難しさを考えればサポートする責任がある」

井上キャスター:
今回、インタビューを行ったイギリス・BBCのモビーン・アザー記者は、東山社長の発言について「被害者が警察に届け出ることの難しさを考えれば、サポートする責任がある」としています。

事務所が警察に被害を届け出るべきだという点を、BBCの記者は特に訴えたかったのだろうというのはきょうの会見でも見えました。

ホラン千秋キャスター:
心理的なハードルもあるので、被害者がどうしたいのか、きめ細やかに丁寧にヒアリングしてほしいですよね。

井上キャスター:
事務所側・会社側の一つの責任として、このスタッフ2人に対して厳正な処分をしたと発表していますが、実際にどういう処分に至ったのか、その発表は10日の18時現在も具体的にはありません。

そして、忘れてはならないのが補償をどうしていくのかです。

3月29日の時点で、補償受付窓口への申告者数は973人補償金の支払者数は324人です。

これからどうしていくのか、個々の補償額は本当にこれでいいのか、そのあたりの綱引きも行われています。