旧ジャニーズ事務所に在籍していたスタッフ2人が所属タレントに性加害を行っていた問題。これを報じたイギリスBBCの記者らが会見を開き、事務所側が警察に被害を届け出るべきだと訴えました。
英BBC記者「東山氏の回答に非常にショックを受けました」

英BBC モビーン・アザー記者
「告発した人が被害を警察に届け出ることの難しさを考えれば、被害者に対する補償や支援を担うSMILE-UP.社がきちんと対応すべきだと思います」
10日の午後、記者会見を開いたイギリスBBCのモビーン・アザー記者。
ジャニー喜多川氏による一連の性加害を告発するドキュメンタリー番組を制作した人物です。

3月に公開された続編では、「SMILE-UP.」の東山社長へのインタビューでジャニー喜多川氏以外に事務所に在籍していたスタッフ2人が性加害を行っていたことが明らかになりました。
警察への情報提供について東山氏は、「自分たちには権限がない」と主張していましたが、これに対し、アザー記者は・・・

英BBC モビーン・アザー記者
「私は、東山氏の回答に非常にショックを受けました。彼は、加害者がまだ生きていると明言しました。そうであれば、きちんと調査すべきですし、それが警察の対応を促し、立件に繋がるのであれば、唯一の最善策になると思います」
「東山氏は告発した被害者に対する責任を負っている」と述べたアザー記者。
日本のメディアに対しても、引き続きこの問題を追及していくべきだと訴えました。