観客の一番のお目当ては、Aチームの髙橋藍(20)。SNSのフォロワー数は106万人超え、今や日本男子バレー界随一の人気者が入場すると、一際大きな歓声があがった。
スタメン出場は第4セットのみ(第2、3セットは途中出場)で、得点はサービスエース1本を含む5点のみだったが、スパイクは5本中4本を成功。80%という高い決定率を誇った。
「レシーブを上げたり、スパイクを打って歓声が聞けて、自分自身を求めて来てくれることが嬉しいし、バレーボールの迫力や魅了を伝えていくことが自分のできることなので、そこも含めてお客さんに楽しんでもらえたと思う」とファンの声援に感謝。試合はAチームが3-1で勝利し、練習生として出場したデ・アルマス アラインが両チーム最多の16得点を挙げた。
沖縄訪問は高校の修学旅行以来だという髙橋藍。「1日目にソーキそばも食べて、次の日には午前中、海も見に行けた」と空き時間には沖縄を満喫した様子だ。
世界バレー開幕までは約1か月。「ネーションズリーグではファイナルラウンドにいけた(5位)という大きな進歩もあったので、そこを自信にして、世界バレーはまずはベスト8以上。そしてベスト8から次はベスト4に入るところを目標にしたい」と力強く語った。

■Aチーム
西田有志(22)、小野寺太志(26)、大塚達宣(21)、高梨健太(25)、関田誠大(28)、大宅真樹(27)、髙橋藍(20)、小川智大(26)、宮浦健人(23)、山本智大(27)、佐藤駿一郎(22)、村山豪(24)、デ・アルマス アライン(21)
■Bチーム
深津旭弘(35)、大竹壱青(26)、富田将馬(25)、仲本賢優(24)、永露元稀(25)、樋口裕希(26)、高橋和幸(22)、藤中颯志(22)、エバデダン・ラリー(21)、藤中謙也(29)、小野遥輝(26)、小澤宙輝(24)、難波尭弘(24)、山田大悟(24)
※Aチームは、ネーションズリーグを戦ったメンバ―が中心。石川祐希(26)は怪我で欠場、山内晶大(28)もコンディション不良のため不参加。デ・アルマス アライン(21)が、練習生としてAチームに加わった。
【世界バレー日程・第1次ラウンドB組(スロベニア)】
8月26日(金)vsカタール
28日(日)vsブラジル
30日(火)vsキューバ
※決勝トーナメントには第1次ラウンド各組の最終成績上位2チームと、各組で3位となったチームのうち成績上位の4チームが進む。決勝トーナメントは16チームがトーナメント方式で戦う。
(冒頭写真は髙橋藍選手と大塚達宣選手)