本作は、認知症を患った母とその息子の愛と記憶の物語。母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉を菅田将暉さん、すべてを忘れていくなか、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子を原田美枝子さんが演じています。
舞台挨拶で、菅田さんは記憶に残る撮影シーンを振り返り、“とあるシーンで、カットがかかった瞬間に、僕の胸で号泣している原田さんっていうのがあったんです。もちろん、そういうシーンもあるけど、そういうシーンとは関係なく、嗚咽が止まらなくなって、制御不能になっている原田さんを僕が気付いたら頭を撫でていたんですけれども、大先輩の泣きじゃくる、こんなピュアな状態を見せてもらえるっていうことが、なんかちょっと忘れられないですね”と語りました。
号泣したという原田さんは、“(撮影が)本当に大変で、全然OKが出なくて、もうどうしたらいいんだろうか。わからないくらい大変だったんですけど、最後に監督が、OKって言ってくれた時に泣くシーンではないんですけど、涙が止まらなくて、菅田さんが、よしよしよしよしよしって、まるでお母さんが子どもをなだめるようになだめてくれて、とても忘れられない思い出ですね”と恥ずかしそうに話しました。映画「百花」は9月9日(金)公開です。
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