“ハマの一番星”が誕生した。度会隆輝(21、DeNA)はオープン戦で16試合連続安打、さらに打率.434を記録し、10年ぶり史上2人目となる新人首位打者に。そして、開幕スタメンでの初安打がプロ第1号となる同点3ラン本塁打という衝撃デビューを飾った。新人開幕戦本塁打は球団64年ぶり。さらに続く開幕2戦で第2号となる2ラン本塁打を放ち、チームの24年ぶり本拠地開幕での2連勝に貢献。新人で開幕2戦連発はセ・リーグ初となる快挙であった。news23の藤森祥平キャスターが衝撃デビューの心境を直撃した。取材は度会選手の意外な話しかけから始まった。

度会隆輝:
お久しぶりです。“体育会TV※”の時にお世話になってて…よろしくお願いします。

藤森祥平キャスター:
覚えていてくれた!!
※2017年11月25日放送のTBS「炎の体育会TV」15歳の度会隆輝が出演し、プロの選手でも出来なかったバッティング企画初のパーフェクトを達成。当時、快挙を見届けたのが藤森キャスターだった。

7年前の番組で共演していた度会選手と藤森キャスター

Q(藤森祥平キャスター).
開幕戦の活躍(新人開幕戦本塁打の衝撃デビュー)は想像していた?
度会:

想像してないですけどもちろん、プロの開幕戦っていうのは自分はずっと観てきた側だったので、活躍する選手を見て、かっこいいなと思ってましたし、いずれは自分はこのやる側の立場になって、皆さんにそうやって思ってもらえるような選手になりたいなとずっと思ってた。その中であのホームラン打った時は、このスタンドの皆さんが喜んでくれたあの歓声というのはもう、ものすごく嬉しかったです。なんか嬉しすぎて、もうガッツポーズしちゃったんすけども何回か…でも気持ちが…表現が難しいのですけど、開幕戦の“初めてのヒット”が“ホームラン”で“打点”で同点(スリーラン)に繋がってって、もう全てが嬉しくて歓声を聞いて舞い上がっちゃって、もうあれだけ嬉しかったことはないぐらいの気持ちでしたね。

初ヒットは「永遠に言われる事なので、絶対に悔いのないスイング」で

Q.ホームランを狙っていたのか
度会:

ホームランを狙ってはいないんですけど、度会隆輝の初ヒットっていうのは、僕がプロ野球やってる間ずっと、永遠に言われる事なので、絶対に悔いのないスイングしたいなと思っててのスイングだったので、とても嬉しかったですね。

Q.つづく第2戦、新人で開幕2戦連発はセ・リーグ初も…
度会:

狙ってないです。そんなもう僕なんかホームラン打てるようなバッターじゃないので。もう本当に、結果が良かっただけなんです。

インタビュー時も手振りを交え、明るく対応する度会選手