酒田市の高校で9日、選挙について学ぶ出前講座が行われ、間もなく選挙権を持つ高校生に選挙の仕組みや投票の大切さが伝えられました。


酒田南高校で開かれた出前講座には、来年度18歳を迎え選挙権をもつ、2年生およそ150人が参加しました。

来年度は国政選挙として任期満了を迎える参院選が予定されています。

酒田市選挙管理委員会によりますと前回の参院選の酒田市の投票率は、10代がほかの世代に比べ大幅に低くなっています。


酒田市選挙管理委員会「政治と聞くと自分とは直接関係のない世界と思うかもしれません。政策の影響をもっとも長く受けるのは残りの人生の長い若い世代です。自分の将来のためにもぜひ投票にいってもらいたい」


出前講座では模擬投票も行われました。

子育て支援、高齢者補助、産業振興とそれぞれの政策方針を掲げる候補者に投票し、選挙の流れを学んでいきます。


使われる設備は実際に選挙で使用されているものです。

高校生「(Q書き心地どうですか?)書きやすい」


模擬投票とはいえ、生徒たちは真剣に考え、一票を投じていました。

高校生「若者を中心に投票して日本をもっとよりよい国にしたらいい」

高校生「立候補されている人たちの意見が一番大事」

高校生「子どもを大切にしないといけない」

高校生「山形にも移住してくる人が増えて少子化問題も解決できると思って」


出前講座を通し、生徒たちは政治と自分たちの暮らしの関わりについて考えを深めているようでした。