人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASについて、宮崎県は新たに西都市の4地点で国の指針値を上回る濃度が検出されたと発表しました。

県は、健康被害が懸念されている有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)について、県内の河川や地下水などで調査を実施しています。

その結果、西都市岡富(おかどみ)の井戸水から国の指針値を超えるPFASが検出され、県はさらに、半径2キロ以内の16地点で調査を行ったところ、新たに4地点で指針値を上回る濃度のPFASが検出されました、

また、これまでの調査で指針値を超えていた14地点すべてが、一ツ瀬川と三財川に挟まれた区域だったということです。

県は、西都市の4つの地区の一部で井戸水を利用している人に対し飲用を控えるなどの指導を行っているほか、指針値を超えている詳しい範囲や原因などを調べています。