大分市の複合公共施設内に8日、うどん店がオープンしました。ここでは障害がある人たちが接客を担い一般就労を目指します。

大分市の複合公共施設、荷揚リンクスクエア内に8日グランドオープンした「府内のおうどん」。厨房には製麺機を導入し、県民の好みを考えてコシを抑えながらのど越しのよい自家製麺を提供しています。

看板メニューのきつねうどんには県産大豆を使った大判の油揚げを使用するなど、どのメニューにもこだわりがみられます。お昼時にはサラリーマンや女性客でにぎわっていました。

(利用者)「おいしい、美味しかったです。讃岐うどんほどかたくないというか、食べやすい」「店もおしゃれだし、市役所とつながって便利で良い」

この店は、社会福祉法人「博愛会」が運営する就労継続支援B型の事業所です。知的や精神障害がある人たちおよそ8人が接客などを担い、将来的には一般就労を目指しています。

(働いている人)「最初は緊張するんですけど、少し落ち着いたかなと感じます」「あせることがあるので、それを気をつけて今後も頑張りたい」「ごちそうさまでしたとか、おいしかったですといわれて、すごくうれしい」

(府内のおうどん・田原徳子店長)「ここで訓練することによって、働くとはというところを勉強してほしい」

障害者の活躍の場として新たに誕生した「府内のおうどん」は平日のランチタイムのみの営業です。