パレスチナ自治区ガザで食料支援にあたっていた国際的なNGOのスタッフがイスラエル軍の攻撃で死亡したことについて、イスラエル軍は軍の高官2人を解任すると発表しました。「ハマスの戦闘員が乗っていると誤認した」と主張しています。

イスラエル軍は5日、1日に食料支援団体「ワールド・セントラル・キッチン」の職員7人が車両で移動中にイスラエル軍の空爆を受けて死亡したことについて、調査結果を発表しました。

それによりますと、イスラエル軍は7人が乗っていた車両に武装したハマスの戦闘員が乗っていたと誤認し、団体の車両だと確認することなく攻撃したということです。

イスラエル軍は「深刻な誤りだった」としたうえで、軍の高官2人を解任することを決定したとしています。

発表をうけ、「ワールド・セントラル・キッチン」は声明を出し、「イスラエル軍は信頼ある調査をすることができない」などとして独立した組織による調査を求めています。