5日の東京商工リサーチの情報によりますと、青森市の(有)共栄農産は2024年3月28日付で青森地裁より破産開始決定を受けました。
負債総額は約1億円(2019年8月期末時点)ですが、その後変動している可能性が高いということです。
(有)共栄農産は、1982年10月にグループの集配利用運送及びパッケージ業務を目的に設立され、大手量販店への青果物パッケージ業務や、食品スーパー等へ配送する運送取扱業務を主体に、当初からグループの運送部門・包装部門的位置づけで稼働。
2018年11月にはグループ企業である共栄青果(株)の弘前営業所・業務納品課の業務を引き継ぎ、弘前営業所を開設しました。これにより売上高は8億円台まで伸長したものの、一方で共栄青果(株)は青果物全般的な価格変動などを受けて、業績が落ち込んでいきました。
2022年11月には当社事業を共栄青果(株)に移管して、内部再編を進めていましたが、その後も業績の回復には至らずに、同社は2024年3月31日付で青森地裁より破産開始決定を受け、当社もこれに連鎖する形で今回の事態になったとしています。