2023年4月に新潟県関川村は『手ぶら登園』を掲げ、保育園側が用意した“おむつ”が定額の支払いで使い放題となる「サブスク」を導入していました。

その際に“お試し期間”として2か月の間はおむつを無料提供とし、6月からは毎月2500円の定額制にしたところ、無料期間と比べて利用する保護者がおよそ1割まで減ってしまいました。
そこで今年度からは、全員のおむつを“無償提供”にしたという経緯があります。

関川なないろ保育園の伊藤厚子園長によりますと、この取り組みは保育士の業務の効率化にも繋がってくるそうです。

「サブスクを使う人と、家から持ってくる方との区別が結構大変だったので、それも一括でなくなり、良かったです」

関川村では、保護者の負担軽減と保育の効率化を目指して、さらなる支援の追加も考えています。

【関川村 加藤弘村長】
「朝は本当に貴重な時間ですから、少しでもそういう負担を軽減することによって、子育ての楽しさを味わってもらったりできれば…。もっと子どもが増えるような村になれば良いと思っています」

そのほか新潟県内では、今年度から取り組む子育て支援として新潟市でも、おむつのサブスクの実証実験を市内の園で行うということです。