8月、家庭用の冷凍食品が“一斉値上げ”となるようです。少しでもお得に買うには?そしてさらに、「かさ増し」や「味変」など、アレンジレシピも広がっているんです。

■冷凍食品 最大28%アップも 食品大手が“一斉値上げ”へ

8月1日から“一斉に値上げ”されるのが、家庭用の冷凍食品。

「そりゃ(値上げは)困るんだけど、今の事情考えるとしょうがないかなと思ってます」
「(冷凍食品を)そのまま詰めて会社に持っていくとかしてますので。やっぱり値上げされると困りますね」

食品会社大手は8月1日納品分から価格を改定し、値上げを行うというのですが、“一斉値上げ”は各社によって異なります。なかでも「マルハニチロ」は約5%から、最大で28%の値上げに。


▼各社の値上げ幅
ニチレイフーズ:約8~20%
味の素冷凍食品:約6~14%
マルハニチロ:約5~28%
テーブルマーク:約4~19%

その理由について「マルハニチロ」は、「原材料価格の上昇」や「原油価格の高騰」などにより“コスト高”の状態が続いていて「品質を維持し、安定的に商品をお届けするため」としています。

一方、人気商品を“値上げしない”という動きも!

約6%から14%の値上げを発表している「味の素冷凍食品」は、“売上げ日本一!”をうたう「冷凍ギョーザ」を値上げから除外していました。一体、なぜ?

味の素冷凍食品 担当者
「当社は冷凍餃子のトップブランドとして物価上昇で生活者の暮らしが厳しくなる中、自社努力により価格維持に努める考えです」

冷凍食品の“一斉値上げ”。買い物にどのような変化があるのでしょうか?街の人たちに聞くと・・・

「あんまり高かったら買わなくなるんじゃない」
「スーパーの10円20円はでかいなと思うので、安いところ探して買いに行くみたいな」

東京・代官山にある冷凍食品の専門店「picard代官山店」。主にヨーロッパから輸入された、約350種類の冷凍食品が並んでいます。


なかでも人気なのは・・・1日2万5000個も売れたことがあるという、冷凍クロワッサン(8個入 799円)!

シイラのセビーチェ(2個入り 1099円)など“本格的な料理”もあるなか、最も多く取り揃えているジャンルというのが・・・いわゆるカット野菜です!

ピカール 企画部 関 真理子 マネージャー
「カットされた野菜ですとか、ミックスされたお野菜など、時短でお料理が済ませられる商品は多く取り揃えております」

冷凍食品に“あえてひと手間かけたい”という需要があるようなのです。