環境省が行った犬や猫のブリーダー業者などへの一斉調査の結果、三重県内では調査を行ったブリーダー業者の約7割でなんらかの法令違反が確認されていたことがわかりました。

この調査は、犬や猫に埋め込まれているマイクロチップの登録情報を確認したところ、出生日の偽装が疑われたため、2023年11月に環境省が行ったものです。

その結果、全国で調査された約1400のブリーダー業者のうち、半数近い約700の業者で、禁止されている「生後8週以下の犬や猫の販売」や「出生証明書の不備」などの法令違反が確認されました。

三重県では、環境省からの情報提供があった38の業者のうち、約7割にあたる26の業者で出生証明書や帳簿の不備が確認されたため、県が「口頭指導」や「文書指導」を行ったということです。

環境省は調査結果をふまえて、「ペットオークションを含む関係業界に生年月日の改ざんなどの防止を要請し、必要な制度の改善を検討する」としています。