リニア工事が当初の計画通り進まず…重しにもなっていた川勝知事
2日の会見で「誤解を生む表現にならないよう対応を考えているのか」と問われると…
(川勝知事)
「メディアのハラスメントということが、ワイドショーとの絡みで言われたりします。どうしたらよいものかと思っていまして、よく考えたんですけれども、準備もありますからね。6月の議会をもってこの職を辞そうと思っています」

こう話し、来年7月の任期を待たずに辞職する考えを示しました。
この件を受けて、愛知県の大村秀章知事は…
(愛知県 大村秀章知事)
「辞職すると表明されたことは驚きました。差別とも受け取れる発言を公職者がするのはあってはならない」
また、大村知事は「リニア期成同盟会」の会長として「静岡工区の1日でも早い着工を」と改めてコメントしました。

さらに、名古屋市の河村たかし市長は…
(名古屋市 河村たかし市長)
「びっくりした。本人も苦しんでいたのでは」
Q川勝知事の辞職でリニアの工事は?
「そりゃあまあ普通は進むでしょう。リニア新幹線、とりあえず東京~名古屋ができて、一番ありがたいところは名古屋市」

三重県の一見勝之知事は…
(三重県 一見勝之知事)
「辞任するという報道に接して、正直驚いた。職業差別につながりかねない発言ではないかと思うので、そこは適切ではない。(リニア開業は)1日でも早い、(全線開業を目指す)2037年と言わず、もっと前でもいいという気持ちは変わっていない」

リニア工事が当初の計画通り進まず、重しにもなっていた川勝知事の辞意表明は東海地方にもインパクトを与えています。














