4月2日、静岡県の川勝平太知事が突然の辞意表明…リニア工事の重しにもなっていた人ですが、今後の影響はどうなるのか。

(静岡県 川勝平太知事 2日午後6時過ぎ)
「6月の議会をもってこの職を辞そうと思っています…以上です」

2日、説明を求める記者らを振り切り、知事室に入っていった静岡県の川勝知事。発端は2日の入庁式での訓示でした。

(川勝知事)
「県庁というのは、別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日毎日野菜を売ったりあるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとかということと違って、基本的には皆さま方は、頭脳・知性の高い方たちです」

この「職業差別」とも受け取れる内容に批判が集まりました。

辞意表明は、この発言の釈明を行う中で飛び出したものでした。

Q発言の真意は?
「職業差別は皆無です。何が問題発言があったかのごとき状況になって本当に驚いています」

こうした発言に、静岡県内でミカン栽培を行う男性は…

(静岡県内のミカン農家 伊藤さん)
「ばかにしているような発言かなと感じました。静岡県は農業者も多いし製造業も多い。役人が偉くて、民間人は下みたいな感じに思っているのかなと」