7月28日に来年2月に現在の建物からココリに移転することを発表した岡島百貨店。テナントで働く人は複雑な心境を抱えていました。

岡島百貨店は来年2月で現在の建物での営業を終え、売場を7分の1に縮小して近くの商業ビル・ココリに移転します。

現在の建物は取り壊され跡地には、28階建てのマンションと6階建ての商業施設が建設されます。

テナントで飲食店経営:
家族5人とりあえずこれで食っていたもので、それがオーナー店がダメだから、はい解体します、出てってくださいっていうのは悔しい。
こう語るのは、岡島百貨店にテナントを借り飲食店を経営する男性です。

28日の会見前に、岡島百貨店から移転の説明を受け来年2月に契約解除されることを知らされました。

テナントで飲食店経営:
(移転が)半年だから、ものすごい急だなっていうのはありますよね。
今までシークレットにしといてテナントには何も言わなくて噂だけが立ってて。

20年前に店をオープンさせ、これまで黒字経営を続け、常連客も大勢できました。

テナントで飲食店経営:
常連の人もいっぱいいるし申し訳ないなとは思うけど、こればっかりは建物がなくなっちゃうから しょうがないですよね。これからいろいろ自分も考えなきゃいけないかな。勤めることは中々できないから俺も年も年だし。
計画には理解を示すものの閉店後の身の振りは何も決まっていないといいます。

また28日の夜には、従業員説明会が開かれ今回の計画について雨宮潔社長から説明がありました。
雇用についてはしっかり対応していくことが伝えられたものの具体的な説明はなかったということです。