海上保安庁が生成AIでつくったイラストが入るパンフレットについて、「著作権侵害ではないか」との批判が相次ぎ、配布を取りやめたことがわかりました。
海上保安庁が海難事故の防止を呼び掛けるためにつくったパンフレットには、若者に興味を持ってもらうため、無償の生成AIで作られたアニメ風の女性のイラストが描かれています。海上保安庁はこれを漁業関係者などに配布するために、各地の海上保安本部にあわせて5万部送りました。
海上保安庁がこのパンフレットをSNSやホームページに掲載したところ、「著作権法に違反しているのではないか」などの批判があり、パンフレットの配布中止を決めたということです。
海上保安庁は「著作権法違反に当たるわけではないが、そのおそれがないとは言えないと判断した」「著作権について様々な議論がある中で、現段階でパンフレットの利用を中止すべきだと判断した」としています。
著作権法の規定では、「生成AI」による著作物の無断学習は原則、認められていますが、クリエイターからは権利侵害の懸念から改正を求める声があがっています。
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