国内最古の植物化石が発見された現場付近

国内最古の植物化石が見つかったのは、大船渡市日頃市町にある4億1千万年前から3億9千万年前までの古生代前期デボン紀の中里層と呼ばれる地層です。見つかったのは複数の植物の胞子の化石で、電子顕微鏡で観察したところゼニゴケの仲間やシダ植物や種子植物の祖先にあたる植物の化石であることが分かりました。

研究の中心となった静岡大学理学部・ルグラン・ジュリアン助教

見つかった化石の研究の中心となったのが、静岡大学理学部のルグラン・ジュリアン助教です。中里層で採集した岩石を1か月かけてすりつぶし作ったプレパラート上の黒い粒の中から化石が見つかりました。