パレスチナ自治区ガザで食料支援の活動をしていた団体職員7人が、イスラエル軍による攻撃を受け、死亡しました。ネタニヤフ首相は「戦争ではこういったことは起こりうる」などと述べています。
食料支援団体「ワールド・セントラル・キッチン」は2日、ガザで食料支援に臨んでいた職員7人がイスラエル軍による空爆を受けて死亡したと発表しました。
7人は、ガザに海上輸送された食料を中部デールバラハの倉庫に降ろした後、3台の車両に分かれて非戦闘地区を走行中に攻撃の被害にあったということです。
団体は声明のなかで、活動に際してイスラエル軍と事前に調整していたことや、車両には団体のロゴが描かれていたことを明かしています。
7人の性別は分かっていませんが、3人のイギリス人のほか、オーストラリア人やポーランド人などが含まれているということです。
イスラエルのネタニヤフ首相はビデオ声明を出し、「悲劇だ」とした一方、「戦争ではこういったことは起きうる」などと述べました。
ネタニヤフ氏は再発防止に努めるとしていますが、イスラエルによる非戦闘員への度重なる攻撃に対して、国際社会から非難の声が相次いでいます。
アメリカ カービー大統領補佐官
「ワールド・セントラル・キッチンの民間人道支援活動家たちが死亡したイスラエル軍の攻撃について激しく憤っています」
アメリカ政府のカービー大統領補佐官は攻撃をこのように非難するとともに、詳しい調査と説明を求めました。
注目の記事
国立大学准教授の「二つの顔」違法風俗店の経営に関与 不倫相手の女性を “しもべ” 扱い「奴隷契約」か 富山

新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは









