パレスチナ自治区ガザで食料支援の活動をしていた団体職員7人が、イスラエル軍による攻撃を受け、死亡しました。ネタニヤフ首相は「戦争ではこういったことは起こりうる」などと述べています。
食料支援団体「ワールド・セントラル・キッチン」は2日、ガザで食料支援に臨んでいた職員7人がイスラエル軍による空爆を受けて死亡したと発表しました。
7人は、ガザに海上輸送された食料を中部デールバラハの倉庫に降ろした後、3台の車両に分かれて非戦闘地区を走行中に攻撃の被害にあったということです。
団体は声明のなかで、活動に際してイスラエル軍と事前に調整していたことや、車両には団体のロゴが描かれていたことを明かしています。
7人の性別は分かっていませんが、3人のイギリス人のほか、オーストラリア人やポーランド人などが含まれているということです。
イスラエルのネタニヤフ首相はビデオ声明を出し、「悲劇だ」とした一方、「戦争ではこういったことは起きうる」などと述べました。
ネタニヤフ氏は再発防止に努めるとしていますが、イスラエルによる非戦闘員への度重なる攻撃に対して、国際社会から非難の声が相次いでいます。
アメリカ カービー大統領補佐官
「ワールド・セントラル・キッチンの民間人道支援活動家たちが死亡したイスラエル軍の攻撃について激しく憤っています」
アメリカ政府のカービー大統領補佐官は攻撃をこのように非難するとともに、詳しい調査と説明を求めました。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」“だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取も… 詐欺手口の全貌

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









