富山県内では29日新たに1330人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。自宅療養者は初めて1万人を超え感染拡大に歯止めが利きません。

29日県内で新たに感染が確認されたのは1330人で、1週間前に比べ232人増加し拡大傾向が続いています。年代別では、40代以下の感染が全体の7割以上を占めています。

市町村別では富山市が全体の4割近くを占め次いで高岡市が276人、射水市が154人となっています。症状別では中等症が13人、ほかは軽症か無症状です。

クラスターは4件確認されています。

黒部市内の医療機関では入院患者16人、職員3人の感染が確認され、うち入院患者10人は中等症となっています。この医療機関では新規入院患者の受け入れを停止、外来診療の一部を縮小しています。

そのほか砺波市の高齢者向け住宅で5人、魚津市の介護保険施設で6人、高岡市の介護老人福祉施設で11人の感染が確認されています。いずれも全員軽症または無症状で新規受け入れを停止しています。

また、練習帆船「海王丸」の船内で複数の感染者が確認され来月5日に予定されていた富山新港への寄航は中止となりました。

感染者の累計は5万6909人で入院中の人は150人、このうち重症患者は2人です。また、自宅療養中の人は1万人を超えました。