2日朝早く、青森県と岩手県で最大震度5弱を観測する強い地震があり、2人がけがをして病院に運ばれました。

地震が起きたのは午前4時24分ごろで、気象庁によりますと、震源地は岩手県沿岸北部、震源の深さは71km、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されています。

この地震による津波の心配はなく、原子力施設に異常はありませんでした。

県内では、八戸市や三沢市などで震度5弱を観測したほか、広い範囲で揺れを観測しました。

県内で震度5弱を観測するのは2022年3月16日の深夜、福島県沖を震源とした地震以来です。

八戸市民は
「(地震の時は)寝てました。すぐ目覚めて、結構強くてびっくりしました」

県などによりますと、八戸市と十和田市で地震の際に転倒するなどして2人がけがをし、病院に運ばれたということです。

また、八戸市類家の道路では、水道管が破損したとみられる水漏れが確認されています。

交通機関にも影響が出ています。
JRは、八戸線と大湊線の上下線で合わせて18本が運休し、青い森鉄道は上下線で合わせて7本が運休となっています。

気象庁は、今後1週間ほどは最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。