小林製薬の「紅麹」成分を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、高知県内でも健康相談が寄せられていたことが分かりました。この問題ではサプリメントを摂取した人たちに腎疾患などの健康被害が相次いでいます。

高知市保健所によりますと4月1日までに3件の相談が寄せられ、このうち2件は「定期健診で腎臓の値が悪く、倦怠感がある」や「腹痛、体の痛み、嘔吐、吐き気がある」といった内容でした。

また、中央西福祉保健所には1件の相談があり、「頻尿や残尿感、足の腫れ」を訴えているということです。

いずれも、去年、小林製薬のサプリメントを摂取していましたが、症状との因果関係は分からないということです。保健所では対象製品の摂取をやめ、体に異常がある場合は医療機関を受診するか保健所に相談するよう呼びかけています。