イスラエルが実施の構えを崩していないガザ南部ラファへの侵攻をめぐって、アメリカとイスラエルの高官がオンラインで会談し、アメリカが侵攻への懸念を改めて伝えました。

アメリカのホワイトハウスによりますと、1日、ブリンケン国務長官やサリバン大統領補佐官ら高官がイスラエルのダーマー戦略問題担当相ら高官とラファへの侵攻をめぐっておよそ2時間、オンラインで会談しました。

会談についてアメリカ側は「建設的だった」としていて、アメリカはラファ侵攻への懸念を伝えたとしています。

これに対してイスラエルは「懸念を考慮する」として、今後、現場のレベルでの追加協議を行うことで合意したということです。

追加の協議は早ければ来週にも行われ、対面での協議も検討されているとしています。

アメリカは、およそ150万人が身を寄せるラファへの侵攻は民間人の犠牲を増やすことになるとして反対し、別の手段をとるよう求め続けています。