日本ハンドボール協会は1日、IHFオリンピック女子世界最終予選(4月11日~14日、ハンガリー)に臨む女子代表「おりひめJAPAN」のメンバー20人を発表した。楠本繁生監督は、「今回の20名はチームが求める役割分担をする中で、女子代表の理想のハンドボールに1番近い選手を選んだ」と選考理由を明かした上で、「去年のアジア予選より登り山は大きくなっているが、選手と共に試行錯誤しながら1戦1戦を戦いたい」と決意を口にした。
女子代表は去年8月、広島で行われたパリ五輪アジア予選にて、勝てば五輪出場が決まる大一番の韓国戦で1点差の末に敗れ悔し涙を流した。キャプテンを務める相澤菜月(25)も「アジア予選で負けてから悔しい思いをしてきているので、次がない戦いにはなるが男子に続き、ラストチャンスをチーム全員で勝ち取りたい」とリベンジを誓い、「毎試合5点以上を目標としながら、周りを生かすプレーをしていきたい」と強く意気込んだ。
初参加となった1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりの五輪自力出場を目指す、女子代表“おりひめジャパン”は、日本時間12日にスウェーデン、同13日にカメルーン、同14日にハンガリーと対戦。世界最終予選は4チームずつ、3つのグループにより総当たりで行われ、それぞれ上位2チーム、計6チームがパリ五輪への出場権を獲得する。
男子代表(彗星ジャパン)は去年の10月、パリ五輪アジア予選にて決勝でバーレーンを下し、1988年のソウル大会以来36年ぶりのオリンピック自力出場を決めている。
【組合せ】
◆トーナメント1
スウェーデン (世界選手権4位)
ハンガリー (世界選手権10位)
カメルーン (アフリカ大陸2位、世界選手権24位)
日本 (アジア大陸2位、世界選手権17位)
◆トーナメント2
オランダ (世界選手権5位)
チェコ (世界選手権8位)
アルゼンチン (パンアメリカン大陸2位)
スペイン (ヨーロッパ大陸9位)
◆トーナメント3
ドイツ (世界選手権6位)
モンテネグロ (世界選手権7位)
スロベニア (ヨーロッパ大陸8位)
パラグアイ (パンアメリカン大陸3位)
【メンバー】
<選手>20名
No.1 亀谷 さくら (GK)(173/SBF Besancon(FRA))
No.2 永田 美香 (180/北國銀行)
No.3 佐原 奈生子 (180/北國銀行)
No.4 初見 実椰子 (165/三重バイオレット)
No.5 金城 ありさ (160/ソニー)
No.6 北原 佑美 (171/ソニー)
No7 服部 沙紀 (160/ソニー)
No.9 笠井 千香子 (168/ソニー)
No.12 馬場 敦子 (164/北國銀行)
No.13 中山 佳穂 (172/北國銀行)
No.18 松本 ひかる (167/北國銀行)
No.20 秋山 なつみ (GK)(161/Kisvárda KC(HUN))
No.22 犀藤 菜穂 (172/北國銀行)
No.23 相澤 菜月キャプテン(160/北國銀行)
No.24 岡田 彩愛 (167/香川銀行)
No.32 佐々木 春乃 (GK)(172/Borussia Dortmund(GER))
No.47 吉野 珊珠 (166/大阪体育大学)
No.51 吉留 有紀 (164/北國銀行)
No.56 菊池 杏菜 (156/アランマーレ)
No.89 石川 空 (169/大阪体育大学)














