卒業式などの学校行事には欠かせない「校歌」がなかった静岡県西伊豆町の中学校。生徒会の取り組みで7月、校歌が完成し、1学期の終業式でお披露目されました。
<生徒>
「見たい!見たい!見たい!」
「これを!」
「みせて!すごーい」
<先生>
Q.今、配布したものは?
「これができた歌詞になります」
静岡県西伊豆町の西伊豆中学校です。2021年4月、2校が統合して生まれたこの学校には、まだ校歌がありませんでした。そこで生徒会が中心となり、校歌づくりに動き出し、縁あってテレビアニメの主題歌などを手掛けるミュージシャンの谷本貴義さんに作詞や作曲などを依頼しました。
<谷本貴義さん>
「1番目に皆さんからのリクエストいただいた『輝き続ける』は変更しないでほしいということでしたが(曲の)大テーマとして『輝き続ける』をサビのところに『永久に輝け』と入れてみました」
生徒たちが考えたキーワードをもとに、谷本さんがデモ曲を作成。デモ曲を聞きながら、生徒と意見交換しました。
<生徒>
「全体の曲調も元気があるというか、良い雰囲気で、みんなも覚えやすい曲調だと思います」
「曲全体のイメージに西伊豆中学校が盛り込まれている感じがするので、曲調も明るいし、すごくよい曲だと思います」
1学期の終業式の前日。
<谷本貴義さん>
「こんにちは」
<生徒>
「ありがとうございます」
谷本さんが西伊豆中学校を訪ね、完成した校歌を生徒たちに手渡しました。
<谷本貴義さん>
「長く歌い継がれることによって、世代を超えたところでふるさとへの思いとか学校を愛する思いとかを共有できる。長く愛してもらえる曲になるように」
校歌は、終業式で全校生徒にお披露目されました。西伊豆の自然や明るく楽しい学校生活、将来の小中一貫校を見据え、誰もが一緒に歌えるようにと工夫されています。
<3年生男子>
「最高でした」
<2年生女子>
「この学校のように明るくて活気のある感じで、みんなの個性が色とりどりな感じで歌詞の中にちりばめられていて、すごく格好良なと思いました」
<生徒会長 鈴木ことみさん>
Q.卒業式で歌う曲ができましたね
「今まで卒業式などの行事で歌っていないというのを見てきて、さみしさがあったので、自分たちは歌えると思うとすごくうれしいし、今後の世代にも歌っていってくれるのもうれしいです」
生徒たちが思いを込めた校歌がようやく完成しました。
注目の記事
背中に傷が…「命を失わなくてよかった」クマに背後から襲われた女性 ”その瞬間”の出来事を記者に語る(山形・飯豊町)

健康志向で急増! 姿勢も体幹も整う「マシンピラティス」 SNS発信で人気拡大

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る

ドリフト?公園を暴走し荒らしたのは白のRV車 今も公園は痛々しいまま…一時の快楽で逮捕された男の行為 泥には証拠となるタイヤの痕 町は損害賠償請求も視野(山形・山辺町)
