糸永有希アナウンサーが気になることを調査する「糸永調査隊」、今回は「選挙のあとが気になる『ポスター掲示板』のその後」を調査しました。

「選挙の掲示板」って使った後どうなる?

熊本県知事選挙が終わりましたが、選挙期間中に「選挙用の掲示板」よく見かけていましたよね。

今回の熊本県知事選挙では、県内の5426か所に掲示板が設置されました。この掲示板の素材はべニアだそう。

そして使用されたあと、選挙が終わるごとに処分されていて、その費用は個別に算出していないということです。

キャスター「処分するにもお金がかかりますからね、掲示板の処分はどうなっているんだろうと思いますよね」

市区町村ごとに処分の方法は異なるそうですが、掲示板を発注する段階で業者に処分まで含めて依頼する自治体もあるそうです。

意外な活用法をする自治体

そんな中で、掲示板を有効活用している自治体をみつけました。

それは宮崎市。あの掲示板を再利用して、江平(えひら)小学校では「教職員用の棚」として使われています。棚の内側には掲示板の名残である番号が。

また、他の小学校 清武(きよたけ)小学校では、植物のプランターを乗せる台座として利用されていました。ユニークで素晴らしいアイデアですよね。

では、選挙掲示板の再利用、その道のプロにはどう映るのか。

氷川町の老舗オーダー家具工房の古島さんに聞いてみました。

木工房ひのかわ 古島隆一さん「掲示板は防水タイプのベニヤを使うこともあるのでプランターの台座はばっちり」

そしてこんな提案も…。

古島さん「政治への関心を高めるために、本棚・イス・コーヒーテーブルなど一式を作って、図書館などに設置し、さらに政治に関する書籍を置くとより関心が深まるのではないか」

キャスター「普通の机じゃないとおもうと『これなんだろう?』から政治に興味をもつ入口になるかもしれませんね」

アイディア次第で、様々な面で良い循環が生まれそうです。