大村湾の水質を改善し持続可能な水産業を目指す取り組みを視察しようと、タレントのオスマン・サンコンさんが大村市を訪れました。

大村湾を訪れたアフリカ・ギニア出身のオスマン・サンコンさん。水質浄化作用のある特殊なセラミックを使って水質を向上させ持続可能な水産業を目指そうと大村市と東京の企業が合同で進めている計画を視察しました。


株式会社サンタミネラル・太西るみ子代表取締役「(大村湾は)生活排水が原因なんですけど今は微生物が住めない環境になってしまってる。国が定めている基準があるんですけど、今だったら1平方メートルに1キロセラミックを入れることでだいたい3か月ぐらいでその基準に達します」

この企業が開発したセラミックには7種の植物から抽出した成分が含まれていて、ヘドロを分解したりアオコの増殖による悪臭を抑えるなどの働きが期待されています。サンコンさんはこの技術が水資源の乏しいアフリカを救う可能性もあると考えています。


オスマン・サンコンさん「ドリームみたいですね。サンコンの国、あるいはアフリカ全体。日本から(この技術を)教えてもらったら人類助かるかなと思います」

大村市は計画にかかる費用を9月の補正予算案に盛り込み、財源には企業版ふるさと納税を活用する方針です。