土地の取り引きの目安となる地価が公表されました。全体では29年連続で下落していますが、下落幅は去年よりも縮小。高知市の住宅地では22年続いた下落が止まりました。
高知県内での地価調査の対象は今年1月1日時点の住宅地や商業地など147地点です。
住宅地、商業地、全用途で全体的に下落していますが、下落幅はそれぞれ去年よりも縮小しています。(下落幅住宅地0.5%↓0.3%商業地0.8%↓0.5%全用途0.6%↓0.3%)
地価が上昇した地点は去年より17地点多い36地点、下落した地点は去年より8地点少ない88地点です。
このうち高知市の住宅地では津波のリスクが低いエリアの需要が回復し、22年続いた下落が「横ばい」に転じました。さらに商業地はインバウンドなどで観光客が回復傾向になったことから中心商業地の需要も高まり、4年ぶりに「上昇」となりました。
最も地価が高かったのは、住宅地では高知市永国寺町で、1平方メートルあたり16万2000円。商業地では高知市帯屋町1丁目で、1平方メートルあたり26万5000円です。














