土地の取引価格の指標となる「地価」が3月26日に発表され、県内は11年連続で全ての用途で上昇しています。

地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点の全国の土地の価格を評価し公表しているもので、県内21市町村192の地点で調査が行われました。

県内の地価は、住宅地や商業地など全ての用途で11年連続の上昇となり、平均上昇率5.5%は福岡県に次ぐ、全国2番目の伸び率となっています。

中でも宮古島市の地価上昇が顕著となっており、住宅地では上野野原が21.2%、商業地では平良西里羽立が13%と、ともに県内1の上昇率となりました。

沖縄総合事務局によりますと、島外からの移住者に加え大型商業施設の開業により利便性が向上し、郊外でも需要が伸びたことが地価の上昇につながったということです。

このほか、住宅地では那覇市おもろまち3丁目が県内で最も高く、1平方メートルあたり41万2000円、商業地の最高は久茂地3丁目で204万円と、いずれも去年より上昇しています。