東京で行われていた競泳のパリオリンピック代表選考会で24日、男子100mバタフライの水沼尚輝選手が2大会連続のオリンピック出場を決めました。パリオリンピック代表県勢第1号です。

水沼選手の職場である新潟医療福祉大学ではパブリックビューイングが行われ、多くの学生や職員が声援を送りました。

決勝戦で5レーンを泳いだ水沼選手は前半50mを4位で折り返し、得意の後半で追い上げを見せます。
ゴールまで15mを切ったところで前半トップの川本を逆転し2位でフィニッシュ。
派遣標準記録を切る51秒23のタイムで泳ぎ切り、2大会連続のオリンピック出場を決めました。

【新潟医療福祉大学 水泳部 坂本樹主将】
「尚輝さん!本当にあなたはやってくれる人だと。パリで水泳を楽しんで突き進んでほしい」

【水泳部の後輩】
「決めるところで決めるという勝負強さはやっぱりすごいなと改めて感じました」

水沼尚輝選手は2022年に腰を痛めるなどしてスランプに陥った後、2023年の秋にはフォームを修正してこの大会に臨んでいました。

【水沼尚輝選手】
「ここに来るまで本当に、山あり谷ありの水泳人生でした。ここからは本当に新しい泳ぎで、パリオリンピックでしっかりと結果を出すというところをぶらさずに、皆さんの応援を力にパリの舞台で羽ばたいていきたいと思っています」