小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントを摂取した人たちに健康被害が出ている問題で、原料を使用する飲料や食品メーカーの商品の自主回収が相次いで発表され、影響が拡大しています。(※記事は随時、新たな情報に更新しています)

小林製薬は機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人が入院・通院して、腎疾患などの症状を発症したということで、商品に想定しない成分が含まれている可能性があるとして3商品を自主回収すると発表しました。

新たな情報として25日、小林製薬は新規把握した入院者が20人いて、入院者は計26人に増えたことを明らかにしました。

 小林製薬によりますと、自社で生産している紅麹は自社製品への使用は約2割で、約8割が他社向けに販売していて、販売先は日本国内と台湾の飲料、食品メーカーや原料商社など52社だということです。小林製薬は、各社に健康被害が出る恐れがあるとして、使用を中止するよう連絡をしたということです。また、他社向けへの販売は2016年から開始したということです。