第7波では、全国で新型コロナ新規感染者の最多更新が相次ぐなど拡大が続いていますが、島根県の丸山達也知事は、第7波による急激な増加の時期は乗り越えられたとの認識を示しています。
島根は第7波を乗り越えつつあるのでしょうか。

島根県 丸山達也 知事
「爆発的な感染拡大が継続していくという段階は乗り越えることができたと思っています」


島根県の丸山達也知事は22日、このように述べ、県内ではあと2週間程度影響が続くものの、第7波による急激な増加の時期は乗り越えられたとの認識を示しました。1人が何人に感染を広げるかを意味する実効再生産数が落ち着いて来ているとしています。

島根県 丸山達也 知事
「放物線の傾きが下がっていくという段階に来ている可能性が高いわけです
。この急激だった第7波を乗り越えられるのではないか」

いち早く、第7波が拡大した島根県。全国に先駆けて乗り越えつつあるのでしょうか。
県の感染症対策のトップに聞きました。


島根県感染症対策室 田原研司 室長
「1週間のスパンで見ると、1週間前と比較して、増加比が最大3.77倍という非常に高い数字で上昇していたのですが、この1週間の平均は1前後まで下がりましたので、ほぼ感染者は増えるのではなく横ばいが続いている状況です」

全国的には急拡大が続く中、島根は横ばいが続いていて、今がまさに踏ん張り時だと言います。

島根県感染症対策室 田原研司 室長
「夏休みに入り、人が大きく県外の移動を開始する時期でありますし、ウイルスそのものは人が運ぶウイルスですので、今後高止まりがさらに上昇するのかという懸念は、常に持っています」

第7波のフロントランナー、島根の数字に、全国も注目しています。