旧統一教会と自民党議員の関係に注目が集まるなか、衆議院富山1区選出の自民党・田畑裕明議員が教団関連団体のトップと一緒にガッツポーズをする写真があります。田畑議員が代表を務める政治団体が、複数の旧統一教会関連団体に会費を支出していたこともわかりました。
去年6月、衆議院議員会館で開かれた会合。「日本・世界平和議員連合懇談会第1回総会」と掲げられています。
写真の右上で衆議院富山1区選出で自民党の田畑裕明議員が笑顔でガッツポーズをしています。
そして中央には、旧統一教会関連の政治団体「国際勝共連合」の会長、梶栗正義氏。ほかの教団関連団体のトップも務める人物です。
JNNがこの会合に出席したかどうか問い合わせましたが、田畑議員側から回答は得られていません。
田畑議員と梶栗氏が一緒に写る写真はほかにも…。
去年5月に富山市内で開かれた旧統一教会の関連団体県平和大使協議会が主催した講演会。
講師として招かれた梶栗氏の隣でまたもガッツポーズをする田畑議員の姿が。この講演会には藤井裕久富山市長をはじめ県議や市議らおよそ30人が参加したとされています。
教団と田畑議員の関係を示すものは他にも…。
これは田畑議員が代表を務める政治団体「裕交会」の収支報告書です。旧統一教会の関連団体「世界平和女性連合」に対して2017年から2019年まで会費として1万5000円を支出していました。
さらに2018年には、同じく関連団体の国際勝共連合に会費として2万円を支出していました。

田畑議員の事務所はチューリップテレビの取材に対して「旧統一教会の関連団体から選挙応援を受けたことはない」と回答しています。