あらゆる人に配慮したアイデアなどに贈られる、「やまぐちユニバーサルデザイン大賞」の表彰式が県庁でありました。
「やまぐちユニバーサルデザイン大賞」は、誰もが利用しやすいよう配慮されたアイデアなどを表彰するものです。
ことしは大賞が1つ、優秀賞が2つ選ばれました。
優秀賞を受賞したのは、新幹線の座席頭上の荷台を電動で上下させるアイデア(長府高校2年・倉林亜夢さん)と、リングをつけて指を通して使うことのできるはんこのアイデアです。
「ユニバーサルはんこ2」を考案
山口大学教育学部付属山口小学校4年・橋本真人さん
「おばあちゃんがはんこを使っているときに使いにくそうにしてたから、持つときにすべったりするのが困っているのかなと思って、すべりにくいはんこ、力がいらないはんこがあればいいと思い、この作品を思いつきました」
大賞は、厚狭高校・原さんの「さっと開くレジ袋」です。
目が見えない人にもわかりやすいよう、レジ袋の開け口に点字を施し、点字の凹凸ですべりにくくなることで、開けやすくもなるというアイデアです。
着色料を混ぜたボンドを使って、試作にも挑戦したといいます。
「さっと開くレジ袋」を考案
厚狭高校1年 原心来さん
「みんなが楽しく、過ごしやすい優しい社会になってくれたらいいなと思います」
ことしは、530点の応募がありました。