高知県内ほとんどの小学校で卒業式が行われました。学校生活の半分以上をコロナ禍で過ごした子どもたちでしたが、かけがえのない思い出を胸に、学び舎に別れを告げました。
華やかな袴やスーツに身を包み、ちょっと緊張した表情で入場してきた児童たち。21日、県内のほとんどの小学校で卒業式が行われ、このうち高知市のはりまや橋小学校では、78人が卒業の日を迎えました。
式では一人ひとりの名前が呼ばれ、卒業証書が手渡されました。6年間の学校生活の半分以上がコロナ禍で、様々な学校行事や学びに影響を受けた子どもたち。
山本敬(やまもと・たかし)校長は「当たり前の生活ができていることに感謝をしながら生きてほしい」と、子どもたちにエールを贈りました。
(はりまや橋小学校 山本敬 校長)
「みなさんには家族がいます。共に喜び、困ったときには助けてくれる友達がいます。決して一人ではありません。これからも感謝の気持ちを忘れずに生きてください」
新型コロナの5類移行に伴い、今年の卒業式では、在校生からの「贈る言葉」が再開されました。
(在校生)
「6年生が築いてくれたはりまや橋小学校のすばらしさをこれからも引き継いで頑張っていきます」
卒業生たちも6年間の学校での思い出を語り、こちらも今年から再開された歌を歌って、学び舎に別れを告げました。
(Q.家族にどんな言葉をかけたい)
「6年間大事に育ててくれてありがとうございます」
「新しい中学校に行けるのはうれしいけど、友達と別れるのはさみしい。(中学校では)新しい友達をいっぱい作りたい」
「修学旅行がすごく楽しくて、倉敷に行ったときにいろいろなものをお揃いで買って、思い出に残っている」
「友達がいつも休み時間に遊んで、中学校に行ったらそれができなくなるのでさみしい」
「『またみんなで会って絶対たくさん遊ぼうね』って(友達に)言いたい」
お世話になった先生たちに温かい拍手で見送られながら学び舎を巣立った子どもたち。夢と希望を胸に新たな一歩を踏み出しました。
「ありがとう!はりまや橋小学校!」