葉ゴボウという野菜。
冬から春にかけての新たな特産品を目指して「富士ごぼう菜」というブランド名で、山梨県内で栽培が始まっていて、今収穫期を迎えています。

収穫が始まったのは、鳴沢村の渡辺豊富さんのハウスです。

こちらで育てているのは約2000本の“富士ごぼう菜”。

JA北富士によりますと、これは主に西日本で栽培されている「葉ゴボウ」という野菜で、県内ではこれまで作られていませんでした。

しかし春に収穫できる新たな特産品を目指して、県内で一昨年から「富士ごぼう菜」のブランド名で栽培が始まりました。

現在は東部富士五湖地域の農家10人が作っています。


渡辺さんによりますと、根はゴボウの味、茎や葉はフキノトウのようなほろ苦い味わいで、天ぷらや煮物がおすすめだといいます。


富士ごぼう菜栽培2年目 渡辺豊富さん:
「ゴボウになる根っこの部分を太らせるにはまだ手探りです。(根の)ゴボウの部分とともに葉っぱの部分の苦みを楽しんでもらいたい」

富士ごぼう菜の収穫は4月中旬に最盛期を迎え、道の駅なるさわとマックスバリュ富士河口湖店で購入することができます。