天皇皇后両陛下の長女・愛子さまはきょう、学習院大学の卒業式を迎えられました。卒論を指導した教授が、真摯に課題に取り組まれる愛子さまの様子を明かしました。

春らしい桜色の振り袖に、紺色のはかま姿。愛子さまはきょう午前、卒業式を前に、笑顔で大学生活を振り返られました。

「最初の3年間はオンライン授業で、最後の1年はこのキャンパスに通い、たくさんの新しい学びを得て、充実した4年間を過ごすことができました」

天皇陛下も在籍された学習院大学文学部で、古典文学を学ばれた愛子さま。こちらは、卒業論文を指導した中野教授です。

学習院大学 文学部 中野貴文 教授
「最後の最後、締め切りの直前まで粘って、自分の論文をより良いものにしようという覚悟、粘り強さが最も印象に残っています」

愛子さまは卒論のテーマに「中世の和歌」を選び、平安末期から活躍した女流歌人=式子内親王を取り上げられました。愛子さまは大学の書庫で資料を読み込み、授業を通じて、教授や学生らと議論を深められたといいます。

一方で、場を和ませる“心遣い”も忘れなかったそうです。

中野貴文 教授
「(愛子さまから)『部屋がきれいだ』と言ってもらった記憶があります」

思えば、この数年、節目の学校行事はマスク姿でした。コロナ禍の大学生活。初めて登校できたのは、入学から半年が経った頃でした。

「感染拡大が収束し、皆さまが普段どおりの生活や活動ができるようになることを心より願っております」

そして、きょう、マスクなしで晴れの日を迎えられた愛子さま。

「先生や他の学生さんたちと、同じ空間や同じ時間を共有しながら授業を受けることや、休み時間に図書館や研究室に調べ物に行くこと、(コロナ禍)以前は当たり前であったこれらのことがいかに尊いものであるのか、実感することとなった学生生活でもありました」

卒業式のあと、学位記を受け取ると、「卒業したという実感がわきました」と話されたということです。

愛子さまは来月から日本赤十字社で嘱託職員として勤務し、公務との両立に努められます。