「高知を訪れる人のカツオを食べたい気持ちを“爆上げ”したい」カツオ愛が止まらない中土佐町で巨大タタキのオブジェを作ろうという変わったクラウドファンディングが行われていて続々と寄付が集まっています。
「NOカツオNOLIFE」なカツオ愛あふれる町中土佐町。
町では去年高知の空の玄関口、高知龍馬空港に実寸大「タタキの皿鉢」と「トロ箱入りかつお」のオブジェを設置し、現在もカツオが空港利用者をお出迎えしています。
オブジェは中土佐町の老舗「田中鮮魚店」が監修し、何度も手直しを重ねた結果本物そっくりの完成度に!この高い再限度がターンテーブルにカツオというシュールな光景にさらに拍車をかけました。
あれから1年、もっと大きなカツオ愛を表現したいと中土佐町観光協会はプロジェクト第二弾を発動。クラウドファンディングで応援者を募り、実寸大の50倍のタタキを作ろうというのです。
すでに募集は始まっていて支援総額は着々と目標金額の100万円に近づいています。
このプロジェクト、前回と違って町のPRだけに留まらない新たな狙いもあります。
▼中土佐町地域おこし協力隊 久竹庸代さん
「今回は久礼のカツオだけじゃなくて高知全体のカツオを食べてもらいたいなという思いがあります」
さまざまな品目の消費額や消費量を都道府県別で示した総務省統計局の家計調査。県民性を垣間見ることができるこのランキングで、カツオに関しては高知は他県を寄せ付けない絶対的な王者です。しかし・・年ごとの消費量を見ると『カツオの国高知』とはいえ減少傾向にあります。
「高知といえばカツオ」というイメージが徐々に薄れてしまったら・・「それは中土佐町だけの問題ではなく高知の大切な財産を失うことになる」
そんな危機感から高知のカツオをPRするオブジェ完成までのプロセスに大勢の人を巻き込めるクラウドファンディングという形をとりました。今回もオブジェの監修は田中鮮魚店の鰹ソムリエ田中隆博さんです。
▼田中鮮魚店 田中隆博さん
「今回は焦がし焼きっていう・・」
焦がし焼き。藁の火力が最大になったところにカツオを投入する焼き方です。逆に藁がくすぶり煙が出ているときにカツオを投入する焼き方は燻し(いぶ)焼きといいます。
▼田中鮮魚店 田中隆博さん
「高知のカツオって高知県民も愛してるけど日本でもものすごく大事な、昔から大事にされた食材でそれを高知が守ってきたっていう一つの自負が・・・もっとプライドを僕たちが持っていいと思ってて。空港に帰ってきて『やっぱり高知だぁ』って思ってくれたら高知県のためにっていうか日本のためにも世界のためにもすごくいいことだと思っておんちゃんはやってます!」
▼中土佐町地域おこし協力隊 久竹庸代さん
「ほんとに多くの人に応援してもらっていてこんなに高知の人のカツオ愛っていうのを・・コメントとかももらうんですけどとてもカツオ愛を感じるひしひしと感じていてほんとやってよかったなと思います」
今回はクラウドファンディングということで応援金額に合わせてカツオ好きにはたまらない貴重なグッズなどさまざまな返礼品が用意されています。














