高知県立大学の卒業式が高知市で開かれコロナ禍の4年間を大学で過ごした学生らが新たな一歩を踏み出しました。

高知県立大学を卒業したのは4つの学部の卒業生と2つの研究科の修了生合わせて353人です。卒業生たちが入学したのはコロナ禍が始まった2020年。入学式は中止となったほか一部、実施できなかった授業もあり、入学前に思い描いていた大学生活とは大きく違う4年間でした。卒業生代表の川上夏歩(かわかみ・なつほ)さんは、こうした時間が将来につながっていると4年間を振り返りました。
(川上夏歩さん)
「コロナ禍だからこそ生まれた強い友情は、大学生活の中でもかけがえのない宝物になった。道は違えど大学で身に付けた知識や技術、さまざまな経験、過ごした時間、多くの出会いは私たちにとってかけがえのない財産であることに変わりはない」
「自分たちの学年は1回生からコロナ禍ですごく大変だったが、そのぶん日常がすごく楽しかった友達と関われたりというところがすごく楽しかった」
「サークルでボランティアに行けたことが思い出に残っている」
「自分のことは自分でできるような社会人になりたい」
「まずは仕事をこなし頼られるような社会人になっていきたい」
「すごく懐の深い先生ばかりで本当に楽しい大学生活だった」
「実習のときなんかは大変そうだったが、見守ってできる範囲でサポートしてきた」
大学によりますと卒業生の半分以上は県外での就職が決まっているということです。














